犬の気持ちの話
正月に買った餅がいまだに余っているので朝御飯にしてしまおうと言うことで、きな粉餅を作りました。
ゆうだいくんは4才ですが中身は70代のおじいちゃんなので餅が大好きです。そしてもっと好きなのは大福です(こしあん派です)
小さく切って食べやすくしたきな粉餅は大好評で、あっという間になくなってしまいました。
きな粉餅があまりに美味しすぎた為に、なくなってからも皿に残ったきな粉をなめる始末。子供にはわからないんです。それがいけないことなのかいいことなのかもわからないんです。欲望に忠実なんです。
「ゆうだいくん犬みたいだよ」
「やったー犬だいすきー」
欲望に沿って生きているとこのように話も通じない犬になってしまうんです。
じゃあ犬の気持ちをわかってもらおう。犬だってかわいいだけじゃないんだ。大変なんだ。そのために私は話し始めました。
「じゃあ明日から君にはドッグフードを食べてもらう。犬はきな粉は食べれません。うんちもシートにしてもらいます。よーし今からお散歩に行くために今から首輪とリードを買いにいきましょうか!ささ、ワンちゃん、行きますわよ。犬は上着なんか要りませんからね!」
「いやだーーー!
うんちはトイレでするーーー!!!」
そこかい。
ゆうだいくんは中身こそ70代のおじいちゃんですがわりとめんどくさいレベルの潔癖なんです。ご飯中に食べ物がこぼれる度に着替えさせろとせがむ乳児だった頃が懐かしい。
子供にワンワンの大変さがわかって良かった。道を歩くワンワンもね、ただ楽しいだけじゃないんだ。首輪をはめられて飼い主からも離れられない。かわいい女の子を見付けようものなら首が締まる。ワンワンだって大変なんだよーーーーー!
(かわいいお姉さんに飼われるワンワンになりたい。)
この記事を書いている途中何度も「おならするぞ」と近付いてきておならをかけられたのですがなぜですか。不埒なことを考えていたからですか。そんな子に育てた覚えはありません。