息子と二人暮らし

4才児と二人暮らし。子供とのやり取りと日々の妄想のまとめ。

わからないことの話

「聞きたいことがあるんだけど」

4才児には常に疑問が付きまとう。

あれはなに?これはなに?どうして?なんで?

出来るだけ答えてあげたい気持ちはあるがその質問の量が毎日多すぎるあまりに適当に答えてしまう。それがまた新たな疑問を生んでしまい泥沼にはまってしまう。

今日の質問はこうだ。

「テレビを見ながら寝たはずなのに、なぜか朝になると消えている。それはなぜか」

答えは簡単。節電のために私が消している。それだけだ。

節電とはなにか。それは電気の節約です。

節約とはなにか。お金がかからないようにすること。

なんでお金がかからないようにするのか。

もう許してくれよ。ゆうだいくんの頭のなかにある言葉だけで説明するのは骨がおれる作業だ。自分の語彙力の少なさも痛感する。


最近の面白かった質問の中に、留守電の“ただいま電話に出られません”と話す声の主は一体誰なのか。電話先の相手とどんな関係なのか。電話に出られませんなのに電話に出てしゃべっているのはなんで?という質問である。

留守番電話の説明があまりにめんどくさかった私は、電話先が私の父だったこともあり、「じーじの友達」と言ってしまった。

そうすると、じーじの友達の何て名前なのか、どんな人なのかを聞かれる。

名前はわからないけど、頭のいい人だよ(機械的で)


私はよく職場のおばさんからお菓子をもらうことがある。だが私の職場は一日に100人以上が勤務する会社。一人ひとりの名前なんて覚えられるはずもない。

そのお菓子を持ち帰ってはゆうだいくんにあげるのだが、「誰にもらったの?」と聞かれても名前がわからない。わからないから今度聞いておくわ、そう答えるしかない。

そういうとゆうだいくんはいつもこういうのだ。

「ままは名前がわからないお友だちがいっぱいいて大変だね」

なんか私が友達がいのない奴みたいじゃないか。

もう少し他人に興味を持とう。そんで人ともう少し関わっていこう。そう誓う母であった。

ゆうだいくんのわからないことはまだまだ続く。それに出来るだけ答えていくだけなのだ。自分で調べてくれるようになるその日まで。