味噌汁とおしりの話
まじでずっと家にいても掃除ぐらいしかやることない。すごいテレビっ子今。SMAPの話24時間出来そうな勢い。
そうだゆうだいくんにかまってもらおう!
と言うことでかまってもらうことにしました。
「ゆうだいくんかまってくれ」
「えーやだよ」
ゆうだいくんはテレビに夢中でかまってくれませんでした。くそったれ許さん。
私がYouTubeでねこちゃんの動画見てなごんだ気持ちになっていたときにいきなりインスタント味噌汁“ゆうげ”を顔にぶつけてきて「味噌汁が飲みたいからお湯を沸かしてくれませんか」と言ってきたことを忘れたのか。
味噌汁は麦茶感覚で飲むものじゃないんです。ご飯を食べる時に横に添えられている夫婦みたいな存在なんです。そう言っても聞き入れてくれず、挙げ句の果てに自分でお湯を沸かそうと試みだしたので「いけませぬ!ぼっちゃまの愛らしいおててに傷をつけてしまうやも!」そう言って重い腰を上げたのを忘れたというのか。
お湯が沸くやいなや味噌汁を作らされる私、ゆうだいくんはおもむろに冷凍庫を開けて氷を3個取りだしそれを味噌汁に突っ込む。お湯を沸かした意味を問われた。
ぐるぐるぐると3回ほど混ぜて一気にかきこんだ。途中ゆうげの中に入っていたワカメで2回くらいむせた。
味噌汁を一瞬で飲み干すがきんちょをそばで見守っていたら「かまってもらいたい」という気持ちはなくなっていた。むしろ、なにか仕返しをしてやりたいという気持ちにしかならなかった。
私はおもむろにうずくまり大声をあげた。
「あー!具合悪い!具合が悪いぞ!ゆうだいくん、あー具合悪い!」
「大丈夫ー?」
案の定心配して駆け寄ってくる純粋な少年。
「あーもうだめだわ。ゆうだいくん、おしり見せて。おしり見せてくれたら治る」
子供のおしりと言うのはなぜあんなにも可愛らしいのか。かじりつきたくなる、と言うのが適切な表現過ぎてそれ以上にうまいことが言えるのか。いや言えない。顔をうずめたい、そう言っても反応してくれるのはおまわりさんだけなのだ。
「わかった!」
おもむろにおしりを出すゆうだいくん。あの、すごい面白いです。私はなんて事をしてしまったんだ。神聖なる子供の気づかいをこんな形で無駄にしてしまった。おしりかわいい。そしてこの光景まじ面白い。
「元気になったよー!」
「よかった、本当によかったね!」
罪悪感を刺激してくる子供。もうなんか色々耐えきれなくなったのでかわいいおしりに噛み付いた。怒られた。
「もう嫌い!」
ものすごい怒られた。その上嫌われた。
反省して今日の夜は大根の味噌汁にしますと宣言するとすぐに機嫌をなおしてくれたのでひとまずめでたし。忘れた頃にまたやろう。