まだ私がピチピチの新成人だった頃の話
今週のお題「20歳」
二十歳と言えば成人式ですね。先日成人式を終えた方はおめでとうございました。これから嘘と混沌の社会の波に思いっきり飲まれて人生失敗してください。そこからが、スタートです(たぶん)
成人式に参加するにも、ゆうだいくんは当時6ヶ月でした。皆のようにきらきらに着飾ることもできず、別に会いたい友達もいないし成人式何ていかなくていいやめんどくせえし。
だがしかし私の父はそんな生半可な気持ちでは通れませんでした。
私が18になったとき「これでエロ本のお使いができるな!」と言ってきた父です。これはお酒か、タバコか。はたまた夜の町へ繰り出してこいと言われるのか。私は恐怖でいっぱいでした。これが社会人になるために必要なことなんだ。この父を越えてこそ、立派な?大人に慣れるんだ。これは社会の荒波に揉まれる第一歩なのだと。
ところが「振り袖着れとは言わんけど、成人式ぐらい参加しとけよ。クラスとかあるんだから」
面白くないんだよ!こんな記事にしてもなんの面白味もないこと言わなくていいんだよ!イイハナシダナーは要らないんだよ!そもそも私には
友達がいないんだよ!!!!!!!!!
仕方なくかつて仕事をしていたときに使っていたスーツを引っ張り出し、だっこ紐で参加することに。ゆうだいくんもちっちゃいスーツ来ていきました。
アド変したわけでもないのに連絡の一本もしてくれないかつてのクラスメートたちがそこにいた。
「子供が子供を抱いている…」
口を揃えてこう言うのだ。お前たちはいいよな!いっぱしにヘアメイクさんにセットしてもらってこぎれいなカッコしてな!雪でこけろ!
式自体はヤジを飛ばすおバカさんがいたものの、大した盛り上がりもなく終えました。本当に内容すら覚えてません。なぜなら途中でオムツかえに退出したからです。退出したらさっきヤジを飛ばしていたおバカさんとばったり会いましたが目を合わせませんでした。怖いもん。
そして衝撃的な事実を知ることになる。
私「同窓会とかいつやるんですか」
同級生「大分前にもうやったよ?」
お前らのことはもう忘れよう。私は前だけを見て生きていく。