年末年始の話
保育園に通っていれば子供の心の成長が著しく見られて、こんなこともできたのか!あんなこともできたのね!と驚かされることの毎日だ
そんな利点もあれば悪いこともある。
保育園に通っていて注意すべきことベスト3に入るだろう。それは感染症だ。
その時は突然にやって来る。
保育園だよりに「お友達におたふく風邪にかかった子がいます!」の注意書き。
だがしかしおたふく風邪の潜伏期間は二週間程度。注意書きを見た頃には対処のしようがないのだ。
案の定流行の最先端をいくうちのゆうだいくんはご丁寧に子供の一年の最大のイベントとも言えるクリスマスに発症したのであった。
その顔を見るとなんだかお好み焼きやたこ焼、焼きそばが食べたくなってきた。痛いんだろうけどなんだか面白い。私は複雑な気持ちになりながらも、あまり負担にならない卵がゆと申し訳程度のクリスマスケーキを食べさせるのであった。
サンタさんから届いたプレゼントを喜ぶ子供、というよりプレゼントを喜ぶソースのパッケージのあの顔というイメージが去年のクリスマスであった。
まあ4才児のおたふく風邪などそんなに重症化することもなく、一週間ほど安静にしていたらすっかりおたふくもいつものかわいい顔に戻ってくれたので楽しく年明けを過ごすことはできたのだった。
その二週間後、私は自分の耳と首の間が腫れていることに気づく。戦いはまだ終わらない。